届かぬ思い
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「ねえ、今、あなたは何をしているのかしら」
「あらっ、もう七時だわ。きっと、今頃、東京のホテルに付いてチェックインをしている頃かしら」
「もう八時だわ。彼は今頃、ホテルのお風呂でシャワーを浴びている頃ね」
「ふふふ、やっと、九時になったわ。きっと今頃、彼はベッドの中ね。良い頃合いだわ。これで安心して彼女を殺せる」
「ちょっと、私にこんな事をして無事で済むと思っているの。私の父は代議士なのよ」
「知っているわよ。お偉い代議士の先生なんでしょ。でもね。その代議士を裏で操っているのは私なのよ」
「な、なんですって」
「冥途の土産に教えてあげる。あなたをこっそり殺してくれと私に依頼してきたのは、なんとあなたの父なのよ」
「な、なんですって」
「あなたは知らなくても良い事を知り過ぎたの。だから、殺されるの」
「警察が黙っていないわよ」
「ふふふっ、国家の犬にはもうリードを付けてあるのよ」
「あらっ、もう七時だわ。きっと、今頃、東京のホテルに付いてチェックインをしている頃かしら」
「もう八時だわ。彼は今頃、ホテルのお風呂でシャワーを浴びている頃ね」
「ふふふ、やっと、九時になったわ。きっと今頃、彼はベッドの中ね。良い頃合いだわ。これで安心して彼女を殺せる」
「ちょっと、私にこんな事をして無事で済むと思っているの。私の父は代議士なのよ」
「知っているわよ。お偉い代議士の先生なんでしょ。でもね。その代議士を裏で操っているのは私なのよ」
「な、なんですって」
「冥途の土産に教えてあげる。あなたをこっそり殺してくれと私に依頼してきたのは、なんとあなたの父なのよ」
「な、なんですって」
「あなたは知らなくても良い事を知り過ぎたの。だから、殺されるの」
「警察が黙っていないわよ」
「ふふふっ、国家の犬にはもうリードを付けてあるのよ」
公開:20/03/25 12:10
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