届かぬ思い
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その日は急いでいたので、階段ではなくエレベーターを使うことにした。鉄の扉が開き、男が1人顔を背けるようにして足早に降り去る。何かブツブツ言っているようだったが…
ん?
うっっ!
箱中に臭いが充満している。
…あの男、やりやがったな…
なんてこった!
口で息をしてやり過ごすしかないじゃないか。
しかも、乗っているのは自分だけだ。これでは誰かが乗って来たら自分のせいだと思われてしまう…
幸いにも誰も乗らないままゆっくりと箱は止まったものの、誰も居ませんようにとの最後の願いも虚しく、扉が開くと憧れの美人秘書が立っていた。
なんてこった!
下手な言い訳をする訳にもいかず、とっさに顔を背けて足早にその場を去る。
「忘れて下さい忘れて下さい。自分ではないんです自分ではないんです。」
心の中でそう唱え続けるしかなかった。
もしかしたら
さっきの男もまた犯人ではなかったのかもしれない。
ん?
うっっ!
箱中に臭いが充満している。
…あの男、やりやがったな…
なんてこった!
口で息をしてやり過ごすしかないじゃないか。
しかも、乗っているのは自分だけだ。これでは誰かが乗って来たら自分のせいだと思われてしまう…
幸いにも誰も乗らないままゆっくりと箱は止まったものの、誰も居ませんようにとの最後の願いも虚しく、扉が開くと憧れの美人秘書が立っていた。
なんてこった!
下手な言い訳をする訳にもいかず、とっさに顔を背けて足早にその場を去る。
「忘れて下さい忘れて下さい。自分ではないんです自分ではないんです。」
心の中でそう唱え続けるしかなかった。
もしかしたら
さっきの男もまた犯人ではなかったのかもしれない。
その他
公開:20/03/25 11:25
のんびりゆるぅり書いてみたいと思います。
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