火葬パンティー

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「早くしろ。警察が来るぞ」
「分かっています、ボス。今、盗んだパンティーを燃やしているところです」
「ああ、分かった。早くしろよ。・・・元はと言えば、お前達が悪いのだ。俺を誘惑するから。ミシエル、お前と会ったのは確かコインランドリーだったね。サンドラ、君はマンションの二階のベランダから「私を捕まえられるものなら、捕まえて御覧なさい」と道行く僕に囁いたね」 
「ボス、感傷に浸っている暇があるのなら手伝って下さいよ」
「馬鹿野郎。俺は断腸の思いでこいつらを天に送るのだ。最後の言葉くらい掛けさせてくれ」
「そんなもんですかね。パンティーはパンティーでしょ」
「これだから素人は。パンティーにはドラマがあるのだよ」
「ドラマですか?」
「そうだ。初々しい少女が下着売り場でどれにしよう。これが良いかなと悩んだ挙句、運命のパンティーに出会う。でも、彼が出来た途端、無情にも捨てられ、勝負下着に変わるのだ」
公開:20/03/22 13:22

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