運命 -SSG ver-
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ボクの部屋に死神が棲み憑いた。
といってもボクの命をもらいに来た訳じゃないらしい。
ボクのベッドが気に入ったんだって。確かにボクのベッドの寝心地は最高だからね。
その死神は毎晩ボクの耳元で語りかけてくるんだ。
今日は近所の老人の命をもらったとか、明日は白い野良猫の命をもらうとか。話題はいつもおんなじだけど。
死神が言うには、命は平等らしい。
生き物全てに寿命が決まってて、それに合わせて命を摘みに行くんだってさ。
だから何気なく聞いたんだ。ボクの寿命を、家族の寿命を。
そうしたら、死神はしれっと教えてくれたよ。
いつ、どこで、どんな死に方をするのかって。
聞いてなんだけど、なんか嫌な気分になっちゃった。だって人生の終わりが決まってるなんて全然楽しくないじゃんか。
だからね、ボクは家族を殺すことにした。
その後、ボクも死ぬつもりさ。
決まりきった運命なんてつまらないからね。
といってもボクの命をもらいに来た訳じゃないらしい。
ボクのベッドが気に入ったんだって。確かにボクのベッドの寝心地は最高だからね。
その死神は毎晩ボクの耳元で語りかけてくるんだ。
今日は近所の老人の命をもらったとか、明日は白い野良猫の命をもらうとか。話題はいつもおんなじだけど。
死神が言うには、命は平等らしい。
生き物全てに寿命が決まってて、それに合わせて命を摘みに行くんだってさ。
だから何気なく聞いたんだ。ボクの寿命を、家族の寿命を。
そうしたら、死神はしれっと教えてくれたよ。
いつ、どこで、どんな死に方をするのかって。
聞いてなんだけど、なんか嫌な気分になっちゃった。だって人生の終わりが決まってるなんて全然楽しくないじゃんか。
だからね、ボクは家族を殺すことにした。
その後、ボクも死ぬつもりさ。
決まりきった運命なんてつまらないからね。
ホラー
公開:20/03/23 10:46
更新:20/03/23 15:14
更新:20/03/23 15:14
ショートショートや短編小説、推理小説辺りが大好物。今はホラーやミステリー、SFにはまり気味。完全趣味で小説を書き始めたんですが、短いものだけでも発表しようかなと3月18日より投稿開始。皆さん宜しくお願いします。
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