告白

「実はお前にずっと隠していた事がある」
「それは一体・・・」
「俺はお前の本当の父親ではない」
「本当に。やったー。それじゃ、僕は将来、あなたの様につるっぱげにならないんだね」
「まあ、それに関しては体質があるから何とも言えないな」
「実は僕もあなたに隠していたことがあるんだ」
「なんだい？」
「あなたは今日から百日後に死ぬ」
「なぜ、そんな事が分かる」
「隠していたけど僕は死神なんだ」
「オーマイゴッド。ジーザス。なんてこった。神も仏も無い」
「残された余生を真っ当に生きるんだな」
「そんな事を言うのはヨセよ」
「それはオヤジギャグなのか」
「実はそうなんだ」
「そうか。寄席に行って出直して来い」
「ちなみに私は百日後にどんな死に方をするんだ？」
「炎上だ」
「そ、そんな、えーん、えーん」
「それはお前の一発ギャグか」
「面白くないか？」
「つまらん、お前の話はつまらん」