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「けっ、首を洗って待っていろよ」
「えっ、あたし、そんなに臭うかしら。さっき、お風呂に入ったばかりだったのに。そもそも、あなたが潔癖症だから悪いのよ。でも、安心して。待ち合わせ場所にはちゃんと行くから」

「すっとこどっこい、一昨日きやがれ」
「ごめんなさい。私は一昨日に行けません。だって私の進む道には明日と言う未来しかないから。タカシ、あなたは過去に囚われ過ぎているわ。もう、昔のことは忘れて私と一緒に未来の話をしましょう」

「バーカ、バーカ、お前の母ちゃんデベソ」
「嘘っ、何でその事を知っているの。まさか、あなた、私の母とそんな関係に。だから、母の裸を見れたのね」

「もう、僕の事は忘れてくれ。君とはもう付き合えないんだ」
「そもそも、あなた、誰?私、あなたの事、知らないんですけど。まさか、ストーカー」

「そんな、嘘でしょ。嘘だと言って」
「ハイ、嘘です」
「ほんと?」
「嘘です」
公開:20/03/18 12:56
更新:20/03/18 12:58

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