応募

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 町内のスピーカーからアナウンスが流れた。「本日の夕日は応募用です」見ると、ビルとビルの間に、紫の地にピンクのしましまが浮かんだ球体が。病気のスイカみたいで、何だかもやもやした気分になる。やっぱり今年もオレンジ色のやつに投票することになりそうだ。
SF
公開:20/03/16 18:46

六井象

超短編小説を中心とした、短い読み物を書いています。その他の短編→ https://tomokotomariko.hatenablog.com/

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