人生劇場

オギャー！と大きなブザー音が鳴り私の人生は開幕した。
プロローグは両親の出会いから。正直つまんなくて殆ど寝ていた。しかし意外と泣けるシーンも多く気付けば大泣きしていた。
動物のように４本足で這っていたと思うと２本の足で立ち上がる。
『私、大地に立つ！』このタイトルは行けると思った。頭でっかちな私が一生懸命考えた作品名だ。
時間が経つにつれ大きくなるのは私の体と好奇心。
生まれたばかりの頃は見るもの全てが怖くて泣いていた。今では自ら進んで知らないものに挑戦していく。
学校なんて最たるものだ。私にたくさんの事を教えてくれた。
悲喜交々を知り、つまらない内容は寝て過ごし、卒業した。
人生について考える事もあった。歳を取るにつれそれは増えた。
結婚して子供が生まれた時はそれどころではなかった。子供が独り立ちするとどうでもよくなった。
今、私が考えるは私の人生に何とタイトルを付けるべきかという事だ。