100億円のコーヒー

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私はマックに立ち寄りコーヒーを求めた。

都会での生活が嫌になり、離島で完全な自給自足生活を始めて10年になる。
ただ、コーヒー豆の栽培は難しく、どうしても飲みたい私は5年ぶりに街に来た。

「100億円になります」
(お!昔、商店街のおいちゃんが100円の買物時に冗談で言ってたな。今頃は若い人でも言うんだ。ここはノった方が粋だ)
「はいはい。100億円ね」
ポンと100円玉を手渡した。
「て、店長!お客様がこれを!」
「お客様。どちらでこれを?」
訳が解らず戸惑う私。
「何も言わずこちらを納めてください」
私はコーヒーと、何故か9兆9900億円を渡され島に帰った。

後で知ったが当時は超インフレでコーヒー1杯100億円したらしい。そして政府が回収したはずの100円玉の価値10兆円。
デフレで元に戻ってから私は手元に残ったあの金で小笠原諸島に移りコーヒー豆を栽培。売上は100億円になった。
青春
公開:20/03/17 19:00
更新:20/03/19 23:08
『100億円のコーヒー』より 水素カフェさんに感謝 創樹さんに感謝 緊張の人生初コラボです

NORIHISA( 碧の星 )

   創作活動はこちらのショートショートガーデンが初めてです。令和元年12月31日から投稿開始しております。
 勉強になりますので、どのようなことでもお気軽にコメントいただけると嬉しいです。厳しいご意見もお待ちしております。
 どうかよろしくお願いいたします。

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