昔、輸入した商品の中から

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輸入したバルクカーゴー3万屯が積載された本船が沖に着き、商品を検品する為に日本海事検定協会の検査員と一緒に、荷役業者のランチボートから縄梯子を伝い高い本船甲板に乗り移った。

本船はハッチで仕切られているが船内ホールドはかなり深く酸欠の危険もあり、事前に小鳥を籠に入れ状態をチェックする。

その後船内に降りて商品を検品するが、ある時大砲の砲弾が混入していることが判明した。

急遽荷役作業を中断しその分野の専門会社たる中国化薬に処理をお願いした。
厳重な警戒の基に信管を刺激せぬよう慎重に取り出し検査の結果、何と巧妙に造られた模擬弾と判明し事なきを得た。
直ちにシッパーに対し調査を指示し積出港での原因も含め調べたが不明のままだった。
その他
公開:20/03/15 15:50
更新:20/04/08 15:49

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