実話ー運の強い人

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「社長、なぜB君を採用したんですか?
彼は高校卒、特別な技術も持たないです。東大卒で、3か国語を話し、人当たりもいいA君は採用せず、B君を採用したことに納得いきません」
人事担当者は社長の決定に納得いかなかった。
誰が見ても、優秀なA君を採用するのは人事の面接官達の総合一致だった。社長はそれを退け、ぱっとしないB君を採用した。

「それは、《君は運の強い人かい、運の弱い人かい?》という質問に、B君は自分は運がいいと言いきったからだよ。それに反してA君は、運が強くないと言ったからだよ」
その後も、社長は就職面接の時に、他の質問はせず、この質問だけをした。

運が強いと思っている社員がたくさんいる会社が、運の強い会社となると信じた社長は、この会社を世界的企業に作りあげていく。

彼の名前は、松下幸之助。後に経営の神様と呼ばれるようになる。
その他
公開:20/03/13 18:00
更新:20/03/14 21:57
成功実話 松下幸之助 経営の神様

叶こよ( 海外、エブリスタ )

叶こよ(かのうこよ)と申します。
2020年2月25日からここで書いてます。

なかなか素敵な文章表現ができなく、日本語の難しさを感じながら書いてます。
こちらで短編を書きながら、いろいろ学びたいと思います。
よろしければいろいろアドバイスをいただければ、とても力になります。
よろしくお願いします。

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