地球はトマト

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むかしむかし、あるところにお爺さんとお婆さんがいました。
ある日、お爺さんは図書館へ書物あさりに、お婆さんは火星へ伝説の桃を取りに行きました。
お爺さんは図書館で、怪しげな書物から出てきたカッパと仲良くなりました。セカンドライフを求めていたカッパに、お爺さんは持っていたカッパー色に輝く蛍を授けました。
カッパはその蛍を元手にデジタルきびだんごを開発しました。気分はIT企業家です。自身が作り上げた湖ではベンチャー浴が流行りました。
ここには大金を生み出す養殖ウナギが住み着きました。養殖ウナギは日本に留まっていてはダメだと、海外へ飛び出しました。横文字がさっぱりわからなかった養殖ウナギは辺鄙な地へたどり着きました。そこは火星でした。
その頃、火星ではお婆さんが桃をトマトに変えていました。「桃はまーずい。わたしゃトマト好きー」との事でした。
こうして地球のふるさと納税品が、トマトになったそうな。
その他
公開:20/03/12 00:20
更新:20/03/12 00:25
スクー

壬生乃サル

まったり。

2022年…3本
2021年…12本
2020年…63本
2019年…219本
2018年…320本 (5/13~)

壬生乃サル(MiBU NO SARU)
Twitter(@saru_of_32)

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