昔の大名アルバイト

16
23

どこか良いバイト先がないかなと高校時代の同級生に聞くと、「俺のオヤジの会社でやる?」
となり即、決まった。
印刷関連の会社で何百人もの従業員がいた。
私だけのバイト予定であったのが、「お前と一緒なら、俺もやる」と言い出した。
工場側も驚いた、どんな仕事をしてもらおうか、私だけなら印刷用紙を運んだりの現場の予定であったのが、御曹司が一緒となるとまずいと考えたのか、急遽伝票整理の様な簡単な仕事になった。
仕事を初めて暫くすると工場長が「どうですか?疲れたら適当に休んで下さいね。」と言いに来た。
昼食は社員食堂でなく、友人の家(会社の敷地内に自宅が在った。)で食べることがアレンジされ、一緒に
鰻重だった。戸惑ったが、歓迎の意味もありかなと思い遠慮なく頂いた。
すると翌日も工場長がご機嫌伺いに来るは、昼食は上にぎりが出たり、これが連日続き嬉しいけど何かが違うと思いバイトは途中で辞めることにした。
青春
公開:20/03/11 20:42
更新:20/04/08 10:13

コメント投稿フォーム

違反報告連絡フォーム


お名前

違反の内容