幻想世界#6 凪の空

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そして空は凪を迎えた

静かに

薄暗く

雲は停滞している

さきほどまでの

快活な青空は遥か遠くに

此処だけが

切り離された異世界のように

凪として取り残されたのである

ああ、それでも

確かに私は地球に立つと

雲の合間より

一つの太陽は証明している
その他
公開:20/03/11 15:32
幻想世界シリーズ

柊七十七

WEB小説執筆遍歴: エブリスタ(お休み中)→時空物語(サイト閉鎖)→ショートショートガーデン 現在に至る。

詩と、短編書きです。

#付きタイトル作品
幻想世界シリーズ: ひとつひとつは独立の世界です。日常のふとした思いや、ある日見た印象的な夢など。
ヒトのココロの暗い部分シリーズ: 暗い詩。

#無しタイトル作品
コンテスト参加用。

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