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時は満ちた。
いよいよ、かねてより秘密裏に計画してきたあれを実行するときだ。
あれを実行するために我々は入念に入念を重ね、何度も試行錯誤を繰り返して来た。そして、ついにこの時が来た。さあ、後は実行するのみ。

今回のターゲットは彼女。名前は仮に山田花子としておこう。
クライアントの依頼内容はこうだ。
「山田花子にサプライズを仕掛けて欲しい」
そのために我々はクラッカー、ケーキ、プレゼントなど色々なものを準備した。

「ボス、各員、配置完了です」
「オーケー、ターゲットは4分後に家に到着する」
「ラジャー」

コツ、コツ、コツ、ガチャッ

「イエーイ、イッツ、サプライズ」
「ななな、なにをやっているの、あなたたち」
「サプライズですよ。奥さん」
「誰か、誰か、不審者よ。助けて」
「ち、違います。我々は山田花子さんにサプライズをしようと」
「何を言っているの。山田花子はまだ私のお腹の中よ」
公開:20/03/11 07:49

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