昔の引越しアルバイト

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学生課に行き掲示板に張り出されたバイト募集を見るのが、興味と実益で日課であった。
事務等は日当が安いが、力仕事は1日で3日分位の収入があり効率が良さそうだ。
少し不安はあったが引越しバイトに応募し、当日現地に行った。プロの引っ越し屋さんらしき人達が4人おりバイトは私一人だった。
私の体重は45Kg程で見るだけで、リーダーらしき大将は戦力外と判断したようだ。きっと運動部員でも来るかと期待してたのであろう?
他の人達は重そうな洗濯機・冷蔵庫・タンス・ソファー等を手際良く運んでいた。リーダーは見掛けと違い優しいのか「お前は壊したらいけないような物を慎重に運べ」と、電気スタンド・ガラス製の花瓶・置き時計等を指示した。
昼食時になったら、引越し依頼者が手配した天丼が人数分届いた。

力仕事のおっちゃんも私も同じ丼、少し気が引けたが一人が「美味しいか?栄養つけろよ!」と言った言葉に何故か泣けてきた。
青春
公開:20/03/09 11:06
更新:20/04/08 10:25

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