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本当なら娘に会いたいが、それはできない。
なぜなら結婚に反対した後、娘は外国に行ったからだ。すぐに会える距離にいないのだ。
なぜ反対したのか。青い目、金髪の娘の結婚相手が気に入らなかった訳じゃない。
「結婚してもお父さんの近くに住むよ」と言っていた娘が遠くに行くことが、我慢できなかったのだ。
そして、環境も違う風習も違う人との結婚で、苦労するのがわかっているのに、娘の結婚の許可をすんなり出せる訳がなかった。
私が行かないと言ったから、結婚式も挙げなかったようだ。
あれから時は流れてしまった。
娘への想いは募っていくのに、このままでいいのか。
「女の子が産まれて見せに来たいって。あなたそろそろいいんじゃない」
妻が5年ぶりに娘が日本へ帰ってくることを告げる。
「わかった。美味しいもん作ってもやれ」
ぶっきらぼうにその言葉を告げた。
優しい何かが私の心を軽くするのを感じた。
なぜなら結婚に反対した後、娘は外国に行ったからだ。すぐに会える距離にいないのだ。
なぜ反対したのか。青い目、金髪の娘の結婚相手が気に入らなかった訳じゃない。
「結婚してもお父さんの近くに住むよ」と言っていた娘が遠くに行くことが、我慢できなかったのだ。
そして、環境も違う風習も違う人との結婚で、苦労するのがわかっているのに、娘の結婚の許可をすんなり出せる訳がなかった。
私が行かないと言ったから、結婚式も挙げなかったようだ。
あれから時は流れてしまった。
娘への想いは募っていくのに、このままでいいのか。
「女の子が産まれて見せに来たいって。あなたそろそろいいんじゃない」
妻が5年ぶりに娘が日本へ帰ってくることを告げる。
「わかった。美味しいもん作ってもやれ」
ぶっきらぼうにその言葉を告げた。
優しい何かが私の心を軽くするのを感じた。
その他
公開:20/03/08 18:00
更新:20/03/07 23:20
更新:20/03/07 23:20
親子の愛 父娘
叶こよ(かのうこよ)と申します。
2020年2月25日からここで書いてます。
なかなか素敵な文章表現ができなく、日本語の難しさを感じながら書いてます。
こちらで短編を書きながら、いろいろ学びたいと思います。
よろしければいろいろアドバイスをいただければ、とても力になります。
よろしくお願いします。
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