人生のMV
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「お疲れ様でした」
ぼんやりとした視界を抜けると私は、大勢に祝福されていた。
「確か私は死んだはず。ということは…死後の世界?」
戸惑いをよそに、1人が話し出す。
「ここは生前自分を律し続け、一生懸命生きた者だけが辿り着く場所さ」
続けて隣の人が、
「突然だが、生前好きだった歌を3つ挙げてくれ」
と聞いてきた。
私は悩みながらも友情を唄った曲、恋愛を唄った曲、辛い時にいつも聴いていた曲の3つを挙げた。
するとまもなく、先程答えた曲に合わせて、生前の思い出達が映し出された。
完璧な映像だった。歌詞に合わせ自分さえ忘れていた思い出が流れる。
「あの時、苦しかったなぁ」
思い返せば何のためにこんな頑張っているのか、考えてしまうこともあった。
でも今、一生懸命生きてきてよかった。そう心から思える。
もしかすると、この時のために生きてきたのかもしれない。来世も頑張ろう。
最後に私は、死ぬほど泣いた。
ぼんやりとした視界を抜けると私は、大勢に祝福されていた。
「確か私は死んだはず。ということは…死後の世界?」
戸惑いをよそに、1人が話し出す。
「ここは生前自分を律し続け、一生懸命生きた者だけが辿り着く場所さ」
続けて隣の人が、
「突然だが、生前好きだった歌を3つ挙げてくれ」
と聞いてきた。
私は悩みながらも友情を唄った曲、恋愛を唄った曲、辛い時にいつも聴いていた曲の3つを挙げた。
するとまもなく、先程答えた曲に合わせて、生前の思い出達が映し出された。
完璧な映像だった。歌詞に合わせ自分さえ忘れていた思い出が流れる。
「あの時、苦しかったなぁ」
思い返せば何のためにこんな頑張っているのか、考えてしまうこともあった。
でも今、一生懸命生きてきてよかった。そう心から思える。
もしかすると、この時のために生きてきたのかもしれない。来世も頑張ろう。
最後に私は、死ぬほど泣いた。
ファンタジー
公開:20/03/04 19:09
目標だった10作品投稿できたので、これからはのんびり投稿していきます。
他ジャンルで大賞受賞経験ありますが、ショートショートは初心者です。
ショートショートが好きで挑戦中ですが、そもそも物書きの経験が浅いので、ここで修行しています。
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