牛乳の川
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青年とガイドが二人肩を並べて歩いている。
「はるばる北海道までありがとうございます」
「いえいえ、学生のうちに牛乳の川を見ておきたくて。ところで、あれってどういう仕組みで湧いているんですか?」
「正直なところ、正確な仕組みは分かっていないみたいです。ただ、酪農が盛んな北海道。突然川に牛乳が流れ始めても驚く道民は少なかったですよ」
青年が相槌をうつと同時に、ガイドが足を止めた。
「着きましたよ。あれが牛乳の川です」
「あれ?なんか色が……」
目の前には茶色の液体が静かに流れていた。
「ああ……またやられてる……」
ガイドはため息をついて続ける。
「たまにいるんですよ、イタズラで大量のコーヒーを流してカフェオレにしちゃう人たちが」
「はるばる北海道までありがとうございます」
「いえいえ、学生のうちに牛乳の川を見ておきたくて。ところで、あれってどういう仕組みで湧いているんですか?」
「正直なところ、正確な仕組みは分かっていないみたいです。ただ、酪農が盛んな北海道。突然川に牛乳が流れ始めても驚く道民は少なかったですよ」
青年が相槌をうつと同時に、ガイドが足を止めた。
「着きましたよ。あれが牛乳の川です」
「あれ?なんか色が……」
目の前には茶色の液体が静かに流れていた。
「ああ……またやられてる……」
ガイドはため息をついて続ける。
「たまにいるんですよ、イタズラで大量のコーヒーを流してカフェオレにしちゃう人たちが」
その他
公開:20/03/04 23:39
ショートショートに魅入られて自分でも書いてみようと挑戦しています。
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