林家の嫁7

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 銀子にも嫁がいる。幼稚園の先生をしていて、すらっとしたスタイルにロングヘアの美人だ。
大学院を出ていると聞いている。

 銀子の家の突然の訪問に、銀子の家の嫁はささっと果物を切ってきれいに並べたものを出してくれた。
 高学歴、美人、稼ぎもいい、器量よし、こんな嫁だったらどれほどいいか。

「嫁の条件は、大学院は出て、身長も160センチ、美人の3つの要素は最低ラインだ。あんたの嫁ええなぁ~」
と銀子に言った。

「あんたの家の嫁はどうなん?」
「いや」残念ながらと銀子に答えた。​
「まさかそれ嫁の前で言ってないやろな」
「いつも言ってるけど。私の嫁の3条件はこれだって」
「長男の嫁、よう怒らんな」
と呆れた顔で銀子が私を見た。

数年後、次男が結婚した。
顔は人並み、高校卒、無職、背も155センチの嫁だった。
私の条件に合う嫁は、林家とは縁が遠かった。
その他
公開:20/03/05 18:00
更新:20/03/04 20:34
林家の嫁 嫁姑 嫁の条件

叶こよ( 海外、エブリスタ )

叶こよ(かのうこよ)と申します。
2020年2月25日からここで書いてます。

なかなか素敵な文章表現ができなく、日本語の難しさを感じながら書いてます。
こちらで短編を書きながら、いろいろ学びたいと思います。
よろしければいろいろアドバイスをいただければ、とても力になります。
よろしくお願いします。

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