なんだこの緑の液体は?

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怖くてたまらない。目の前に得体の知れない緑の液体が置かれているからだ。目の前の相手はそれを飲めと言う。
一体どうしたことだろう。
遥々海を越えてここまで来たにも関わらず、なぜかこのような扱いを受けている。
私の中に怒りの火種が燃え始める。出ていってしまおうか。しかしそこで、海を越える前に上司に言われた言葉を思い出した。
『この大事な取引をお前に任せる。くれぐれも失礼のないようにな』
そうだ、ここで怒りに任せて帰ってしまっては、ここまで来た意味がなくなってしまう。
だけどそれでもなんでこのような扱いを受けなければならないんだ……。
怒りが収まった心の中に、今度は悲しみが押し寄せてくる。
その時、店員が私の目の前に置かれている液体と同じものを取引相手の前に置いた。
取引相手は躊躇せずにそれを飲む。
それに驚いていると、相手は苦笑しながら口を開いた。
「やはり外国の方はお茶を好まれませんか?」
その他
公開:19/12/29 12:42
更新:19/12/14 12:45

サァモンチップ

小説の構成の練習はショートショート小説でするのが良い、と聞いたのでチャレンジしてみることにしました。
もし何かおかしな所があれば遠慮なく突っ込んで下さい。
よろしくお願いします。

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