天国からのクリスマス

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12月24日、世間はクリスマスで盛り上がっているが受験生の俺には関係ない。
なぜなら入学試験で好成績を収めたものは入学費が無料になるからだ。
その後も上位10パーセントに入ることで年間学費も無償化される。
女手一人で育ててくれた母にこれ以上負担をかけたくなく、かつ夢をあきらめたくない俺にとってはまさに天佑であり何が何でも奨学生にならねばならぬ。
先輩からもらったよれよれの参考書を閉じ親父の仏壇に食事を持っていく。

「なんだこりゃ」
いつの間にか仏壇前には可愛らしくラッピングされた包みが見える。
今日は母は一日いないはずなのにいつの間に?

開けてみると欲しかった赤本と文房具一式。
こころなしか父の遺影が笑っているように見える。
それにしても今日は線香の煙がやけに目に染みるな。
赤い顔で俺は親父に手を合わせた。
「ありがとう、親父。春には合格通知を真っ先に見せるからな」
ファンタジー
公開:19/12/15 13:42

ばめどー

ぼちぼちやっていこうと思います。
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