サウナに現れるサングラス男
10
8
私は冬になると温泉に通う。その温泉に変な人がいた。サングラスをかけたままずっとサウナにこもっているのだ。それも一日だけではない。私が来るたびにその男性はサウナにいるのだ。それを見て私は思った。なぜサングラスを掛けているのだろうか? 常連友達たちと話し合う。
「サングラスをずっとかけるのが癖になっているんじゃないか?」
「いやいや、目が光に弱い体質なんじゃないか?」
「でもあの男、温泉からあがったらいつもサングラスを外しているぞ?」
「それなら……サングラス中毒、とか?」
「なんだそれ」
すると件の男性がサウナから出てきた。
「こうなったら直接聞いてみるか」
私達はその男性に声をかけ、理由を聞いてみた。
「私はサングラス会社の者でして。ずっとかけていられるサングラスを開発しており、その検証を行っているのですよ。今は真夏日でいくら汗をかいてもつけ心地が変わらないか、の検証です」
「サングラスをずっとかけるのが癖になっているんじゃないか?」
「いやいや、目が光に弱い体質なんじゃないか?」
「でもあの男、温泉からあがったらいつもサングラスを外しているぞ?」
「それなら……サングラス中毒、とか?」
「なんだそれ」
すると件の男性がサウナから出てきた。
「こうなったら直接聞いてみるか」
私達はその男性に声をかけ、理由を聞いてみた。
「私はサングラス会社の者でして。ずっとかけていられるサングラスを開発しており、その検証を行っているのですよ。今は真夏日でいくら汗をかいてもつけ心地が変わらないか、の検証です」
その他
公開:19/12/15 10:34
小説の構成の練習はショートショート小説でするのが良い、と聞いたのでチャレンジしてみることにしました。
もし何かおかしな所があれば遠慮なく突っ込んで下さい。
よろしくお願いします。
ログインするとコメントを投稿できます