プラごみゼロの、不安な日々

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人間はついに、プラスチックを分解する画期的な「マイクロ生物型ロボット」の開発に、成功した。

ナノ・サイズの微生物型のこのロボットは、プラスチックの成分を、分子レベルまで解体してくれる。
世界の人々は「地球の環境問題は大きく前進する」と喜んだ。

しかしある日、国連により研究室で管理されていたこのロボットの一部が、外界に逃げ出してしまった。

しばらくして、世界の都市のあちこちが「ボコッ」と陥没し始めた。
埋め立て地の土壌のなかで、大きな割合を占めていたプラスチック成分が、マイクロロボットの働きで、分解され続けているのだ。

ロボットは死滅・消滅する事なく、分解活動を繰り返していく。

プラスチックのごみであふれるという環境問題から逃れた地球の人たち。
彼らのうちの、各地の一部の地域の住人は、
「いつ自分の住む町が地下に陥没するか」という不安と、日々戦いながら暮らしている。
SF
公開:19/12/14 22:56
更新:19/12/14 23:01

tamaonion( 千葉 )

雑貨関連の仕事をしています。こだわりの生活雑貨、インテリア小物やおもしろステーショナリー、和めるガラクタなどが好きです。

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