ぼくんちのコタツ
14
12
この前、うちに彼女が初めて遊びに来た。
「うわーコタツなんて久しぶり!」
彼女は喜んでコタツに入り、一緒に夕飯を食べてそのままコタツでウトウトしてた。
夜中、急に「キャー」と叫び声を上げ彼女は出て行ってしまった。追いかけたのだが、見失ってしまい、家に帰ったらコタツがなくなっていた。
それから彼女と連絡が取れない。コタツも行方知れずだ。
しばらくしてコタツが急に戻ってきた。どこに行ってたのか?なんて聞いてもコタツが答えるわけがない。誰が一体どうやって?
コタツの中を覗くと彼女があの日着ていた服と靴下があった。なぜ?でもやはり彼女とは連絡がとれない。
真夜中、目を覚ますと電源を入れてないはずのコタツが赤く光っていた。中に人影のようなものが見える。驚いてコタツ布団をめくるが何もない。電気も点いてない。
彼女とはあれっきり。
ただコタツに入ると、誰かの足に当たるのだ。まるで誰か入っているみたいに。
「うわーコタツなんて久しぶり!」
彼女は喜んでコタツに入り、一緒に夕飯を食べてそのままコタツでウトウトしてた。
夜中、急に「キャー」と叫び声を上げ彼女は出て行ってしまった。追いかけたのだが、見失ってしまい、家に帰ったらコタツがなくなっていた。
それから彼女と連絡が取れない。コタツも行方知れずだ。
しばらくしてコタツが急に戻ってきた。どこに行ってたのか?なんて聞いてもコタツが答えるわけがない。誰が一体どうやって?
コタツの中を覗くと彼女があの日着ていた服と靴下があった。なぜ?でもやはり彼女とは連絡がとれない。
真夜中、目を覚ますと電源を入れてないはずのコタツが赤く光っていた。中に人影のようなものが見える。驚いてコタツ布団をめくるが何もない。電気も点いてない。
彼女とはあれっきり。
ただコタツに入ると、誰かの足に当たるのだ。まるで誰か入っているみたいに。
その他
公開:19/12/12 21:32
スクー
家出するコタツ
人間界で書いたり読んだりしてる骸骨。白むうと黒むうがいます。読書、音楽、舞台、昆虫が好き。松尾スズキと大人計画を愛する。ショートショートマガジン『ベリショーズ 』編集。そるとばたあ@ことば遊びのマネージャー。
ログインするとコメントを投稿できます