初めてのトウシューズ

13
9

 あみちゃんは、先生の許可を得てトウシューズを買ってもらいました。嬉しくて抱いて寝たら、真夜中にトウシューズに起こされました。
「あのぅ私はあみちゃんの足に履かれてバレエが踊れるか心配で眠れません」
 あみちゃんはびっくり。
「私こそあなたを履いて踊れるかが心配よ」
「じゃ、お互いさまということで」
 これは夢だと思い、どうせならと質問をしました。
「ねえ、トウシューズに生まれてどんな気分?」
「とてもよいです。あみちゃんに履かれてバレエを踊れるのがうれしい」
 あみちゃんとトウシューズは親友になり、レッスン後は反省会をします。しかし上手になるにつれてトウシューズは弱ってきました。
「新しいのと交替するね。さようなら」
「でも」
「天国のバレリーナが私を待っている。バレエを続けている限りまた会えるから泣かないで」
「うん」
 あみちゃんは以後歴代のトウシューズと親友になりプロになりました。
ファンタジー
公開:19/12/13 19:00
クラシックバレエ トウシューズ ポワント バレエ

ふじたごうらこ( Japan )

書くと固まって画面が動かなくなるので
投稿はできませんが時々ログインせずに
読ませてもらっています。
どうぞよろしくお願いします。

※バレエ文学出版&バレエリテラチュア主宰(これから動きます)
https://note.com/3fujitagourako3/

※たらはかにさま主催の毎週ショートショートnoteに
第1回目から参加しております。よかったら見ていってください。
https://note.com/1fujitagourako1

コメント投稿フォーム

違反報告連絡フォーム


お名前

違反の内容