彼女の非日常

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気づけば暗い部屋の中にいた。誰も居ないし、何も無い。何故私はここにいるのだろう? 何も思い出せない。私は誰で、ここはどこなのだろう? これもまた、思い出せない。

何か手がかりを求めて外に出る。知らない街の中を歩く。
「おい!」
突然声をかけられた。振り返ると、スタンガンを持った男性集団が。何? と思う間もなく、スタンガンを押し付けられた。視界が暗転する。

目を覚ますと薄暗い部屋にいた。身動きできない。
「ここは……?」
「私達に馴染み深い所さ」
老爺がいた。彼は私に変な装置を被らせる。そして電源を入れた。その瞬間、身体中に電気が流れる。



「思い出したかい?」
「ええ……」
全て思い出した。でも分からないことがある。
「私に何があったんですか?」
「例のウイルスにやられたんだよ」
ああ。昨今問題になっている、ロボットが暴走するやつか。
「治してくれてありがとうございます、博士」
その他
公開:19/12/13 04:16

サァモンチップ

小説の構成の練習はショートショート小説でするのが良い、と聞いたのでチャレンジしてみることにしました。
もし何かおかしな所があれば遠慮なく突っ込んで下さい。
よろしくお願いします。

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