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「ちょっと献決してくる」
デート中、彼女が献決車に入った。
その間、僕はこの後どこに行くか考えていた。食事にはまだ早い。カフェに入るかショッピングか…
「お待たせ。どこ行くか決まった?」
その質問に僕は「もうちょっと待って」と答えた。
「…ちょっと来て」
溜息を吐いた彼女が僕を献決車に連れて行く。ん?献決車?献血じゃないの?
「すみません。彼に輸決お願いします。決液型は私と一緒なのでさっきの献決使って貰えますか?」
職員はてきぱきと準備を始め、僕の腕に針を刺すと彼女の決液とやらを僕の体内に注入していく。そもそも決液って何?
僕が混乱しているうちに献決は終わった。
…何だか、さっきまで悩んでいたのがバカらしく思えてきた。
「この後どこに行くか決まった?」
その質問に僕は「市役所に婚姻届けを出しに行こう」と答えた。
さよなら優柔不断。彼女の決断力を輸決された僕は彼女を幸せにする覚悟が決まった。
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公開:19/12/11 18:55

どんぐり三等兵

元・パンスト和尚。2019年7月9日。試しに名前変更。
元・魔法動物フィジカルパンダ。2020年3月21日。話の流れで名前変更。

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