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私は料理が苦手だった。
学生時代、グラタンだの天麩羅だのを作る強者の後輩(男)から
「先輩、うどんも作れないんですか」
と呆れられたぐらいだ。
現在は随分と進歩した。
我が家に炊飯器はない。鍋で炊くのだ。ハンバーグやコロッケを作る時の情熱は湯が沸かせるぐらい熱い。暮れにはおせち、秋には栗きんとんを欠かさず作る。
「料理上手なんですね」
私は首を傾げる。
私のポンコツ辞書に『料理上手』という文字はない。何故なら私にはセンスの欠片もないからだ。
料理上手には盛り付けのセンスが必須だ。料理上手な人は、作ったものを最大限美味しそうに見せる術を心得ている。
まあ向き不向きは仕方あるまい。熱々が食べられるなら良しとしよう。
そんな訳で、私は自らを『めしつくり器』と呼ぶ。自虐ではなく、いささかの自負を込めて。夫も笑う。
搭載されているのは幾分型落ちしたAI≒愛だが、それもまたご愛敬である。
学生時代、グラタンだの天麩羅だのを作る強者の後輩(男)から
「先輩、うどんも作れないんですか」
と呆れられたぐらいだ。
現在は随分と進歩した。
我が家に炊飯器はない。鍋で炊くのだ。ハンバーグやコロッケを作る時の情熱は湯が沸かせるぐらい熱い。暮れにはおせち、秋には栗きんとんを欠かさず作る。
「料理上手なんですね」
私は首を傾げる。
私のポンコツ辞書に『料理上手』という文字はない。何故なら私にはセンスの欠片もないからだ。
料理上手には盛り付けのセンスが必須だ。料理上手な人は、作ったものを最大限美味しそうに見せる術を心得ている。
まあ向き不向きは仕方あるまい。熱々が食べられるなら良しとしよう。
そんな訳で、私は自らを『めしつくり器』と呼ぶ。自虐ではなく、いささかの自負を込めて。夫も笑う。
搭載されているのは幾分型落ちしたAI≒愛だが、それもまたご愛敬である。
その他
公開:19/12/11 12:15
更新:19/12/11 13:56
更新:19/12/11 13:56
本読んでも無駄
美味しいなーと思えればOK
レトルトやカップ麺も好き♪
2019年11月、SSGの庭師となりました
現在は主にnote・TALES・公募でSS~長編を書いています
留守ばかりですみません
【活動歴】
・第2回 日本おいしい小説大賞 最終候補(小学館)
・第31回やまなし文学賞 佳作『雨を知るもの』
・創作大賞2025 入選 『栗と牡丹』
・SSアンソロジー『ベリショーズ』寄稿
・ホラーアンソロジー『ウタ・カタ』寄稿
【刊行】
・第31回やまなし文学賞受賞作品集(山梨日日新聞社)
・栗は月色、こがね色 和菓子処長月堂(朝日文庫)
【note】
https://note.com/akishiba_note
【Twitter】
https://twitter.com/CNecozo
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