バード空港

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日本の湖にある鳥族専用の飛行機が離着陸するバード空港は、国内線と国際線に分かれたハブ空港だ。
国内線は、日本に定住している鳥族が利用する飛行機が離着陸する。烏航空のカラス号や雀航空のスズメ号などだ。
ただ、カラス号が危険な飛行をするため、鷲空港警察署がパトロールを強化している。
国際線は、季節によって離着陸する飛行機が異なる。
春と秋は、鴫航空のシギ号や千鳥航空のチドリ号が北方から着陸する。バード空港を経由して目的地の南方へ向かって離陸する。
夏は、燕航空のツバメ号が南方から着陸する。鳥族の繁殖のためバード空港で停留し、越冬のため再び南方へ向かって離陸する。
冬は、大白鳥航空のオオハクチョウ号や真鶴航空のマナヅル号が北方から着陸する。越冬のためバード空港で停留し、鳥族の繁殖のため再び北方へ向かって離陸する。
これら冬の飛行機は形が美しいことで知られている。
バード空港は年中いつも賑やかだ。
その他
公開:19/12/05 19:50
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SHUZO( 東京 )

1975年奈良県生駒市生まれ。奈良市で育つ。同志社大学経済学部卒業、慶応義塾大学大学院政策・メディア研究科修了。
田丸雅智先生の作品に衝撃を受け、通勤中や休日などで創作活動に励む。
『ショートショートガーデン』で初めて自作「ネコカー」(2019年6月13日)を発表。
読んでくださった方の琴線に触れるような作品を紡ぎだすことが目標。
2022年3月26日に東京・駒場の日本近代文学館で行われた『ショートショート朗読ライブ』にて自作「寝溜め袋」「仕掛け絵本」「大輪の虹列車」が採用される。

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