第二ボタン

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「先輩!ずっと好きでした。第二ボタン下さい」
卒業式。憧れの先輩が旅立つその日、ひろ子は先輩を裏門に呼び、勇気を出して想いを告げた。
「えっ?ボタン?」と先輩は驚いた。「いいけど今はずしたら風が入って寒いから、家に帰ったら郵送するよ」
「は?」
ひろ子は目を丸くした。
「だから郵送するって」
「ひどい!異常ですよ!郵送なんてしたら、本当に先輩の物かわからない」
「じゃあ品質保証のギャランティカードも同封するよ!」
「先輩みたいな素人に個人情報はちゃんと守れるんですか?」
「この利用規約に個人情報の取り扱いについて書いてあるから、よく読んでチェックしてよ!」
先輩はスマートフォンをひろ子に見せた。ひろ子は言われるままにチェックした。
「でも、ここまでするんだからレビューに良いこと書いてね」先輩は言った。
「書きます。やっぱり大好きな先輩です、って」
「今後とも末永いお付き合いを、ヨロシクな」
その他
公開:19/12/04 22:01

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