ふしめ縄

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しめ縄に似たものに「ふしめ縄」というものがある。
神社や神棚などに飾られているしめ縄は、神様の領域と私たちの住む現世を分けるものだが、ふしめ縄は、その名のとおり節目、つまり物事に区切りをつけるための縄だ。
ふしめ縄は、平安時代に活躍した陰陽師の安倍晴明が考案したものとされている。
曰く付き物件にふしめ縄を張り巡らせば、神聖な場所と他の場所を区別する結界と同様になり、邪気を追い払って浄化するという。
ふしめ縄は、科学の分野にも応用されている。大深度有人潜水調査船「しんかい一二〇〇〇」が、ふしめ縄を日本列島の海底にあるプレートに張ってその動きを封じ込め、巨大地震の発生を抑えている。
政府は、国家安全保障の観点から日本を防衛するため、国境沿いにふしめ縄を張ったが、江戸時代の鎖国と同じ状態になり、海外との貿易も滞ったことから断念した。
ふしめ縄が泥縄とならないようにうまく使うことが肝要だ。
その他
公開:19/12/02 19:54
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山田衆三( 東京 )

1975年奈良県生駒市生まれ。奈良市で育ち、大学時代は京都(御所の近く)、大学院時代は湘南(海ではなく山側)で過ごす。
田丸雅智先生の作品に衝撃を受け、通勤中や休日などで創作活動に励む。
『ショートショートガーデン』で初めて自作「ネコカー」(2019年06月13日)を発表。
読んでくださった方の琴線に触れるような作品を紡ぎだすことが目標。

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