卒業キュンキュン
10
7
「魔法の国へようこそ、ご主人様。みむです。ひらがなの国からきました。よろしくキュン」
僕は、初めて入ったメイド喫茶に圧倒された。ピンクのブラウスに白いエプロン、目をクリクリさせた可愛い女の子が変な言葉を使う。
「この国には、注意があるキュン。みむの体に触ると爆発するキュン。気をつけてね」
おさわり禁止と僕は理解した。
「それと、みむは今日で卒業なの。せっかく出会ったのに寂しいキュン。でも楽しんでいってね」
どうやら就職らしい。僕は彼女のファンたちと一緒に、カフェの中の小さなステージを囲んだ。彼女はミラーボールの光を浴びて踊り、僕らは最後のステージを楽しんだ。
その後、また可愛い子に会えないかと、同じ店に行ってみた。まだ彼女はいた。
「あれ? 卒業は?」
「みむ、留年したキュン」
「IT企業が入ったビルで爆発があり」
モニターのニュースを、彼女は慌てて消し、彼女は舌を出した。
僕は、初めて入ったメイド喫茶に圧倒された。ピンクのブラウスに白いエプロン、目をクリクリさせた可愛い女の子が変な言葉を使う。
「この国には、注意があるキュン。みむの体に触ると爆発するキュン。気をつけてね」
おさわり禁止と僕は理解した。
「それと、みむは今日で卒業なの。せっかく出会ったのに寂しいキュン。でも楽しんでいってね」
どうやら就職らしい。僕は彼女のファンたちと一緒に、カフェの中の小さなステージを囲んだ。彼女はミラーボールの光を浴びて踊り、僕らは最後のステージを楽しんだ。
その後、また可愛い子に会えないかと、同じ店に行ってみた。まだ彼女はいた。
「あれ? 卒業は?」
「みむ、留年したキュン」
「IT企業が入ったビルで爆発があり」
モニターのニュースを、彼女は慌てて消し、彼女は舌を出した。
恋愛
公開:19/11/29 23:18
更新:19/12/19 00:17
更新:19/12/19 00:17
はじめまして。田丸先生の講座をきっかけに小説を書き始めました。最近は、やや長めの小説を書くことが多かったのですが、『渋谷ショートショート大賞』をきっかけにこちらに登録させていただきました。
飼い猫はノルウェージャンフォレストキャットです。
宜しくお願い致します
ログインするとコメントを投稿できます