河童のコインランドリー

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高校生の真也は今日も学校をサボった。
かといって、他に何をやるわけでもなかった。
橋の上でぼうっとしていると、ふと河童の出るコインランドリーがあるという噂を思い出した。
本当に河童が現れるのか見に行ってみよう。

コインランドリーで一時間ほど待っていると、緑色の甲羅を背負った河童が現れた。
河童は真也を見ても無視して、びしょ濡れのシャツやズボンを洗濯機に入れ、洗い始めた。
真也はふと笑いが込み上げてきた。
「ねえ、それ意味あんの?」
河童は無視した。
さらに乾燥機に洗物を入れる。
「だから、それ意味あんの?」
河童は答えない。
真也は気になって、河童の後を追った。
河童は河原までくると乾かした服を、足を怪我した男に渡した。
「溺れていたところを助けて頂いて、服まで、ありがとうございます」
男が礼を言っている。
真也は俯いた。
「何してんだろ。俺…」
河童は無言で川の中に潜っていった。
ファンタジー
公開:19/11/28 00:01

水素カフェ( 東京 )



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小説家になるために文章の勉強をしたいと思っています。
もし何か気が付いたことがあれば、どんなことでも教えて下さい。
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小説のジャンルとしては、ミステリやホラーを目指していますが、
ここではあまりこだわらずに書いてみようと思っています。

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