捕らわれた男
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ホテルの一室で、俺は椅子に縛り付けられていた。
「言え運び屋! いったい何を運んでいた!」
「知らないね、おっさん」
「そうか」
おっさんは懐から拳銃を取り出し、俺に銃口を向けた。
「なら、貴様に用はないな」
「くっ」
バァン!
と、勢いよくドアが開いて一人の男が部屋に入ってきた。
「邪魔するよ」
あいつは……!
「なんだ貴様は。こいつの仲間か」
「まあそんなところだ」
「何しに来やがったてめえ!」
「おっと、勘違いするなよ。お前を助けに来たわけじゃない」
男は俺の目の前まで来ると、スッとおっさんに手を伸ばした。
「お届け物です」
「おう、すまねえな」
「あじゃした!」
「待て!」
俺は帰ろうとする男を呼び止めた。
「このおっさん何頼んだんだ」
「ん? ああ確か」
「やめろ! 言うな運び屋!」
「おっさんうるさい。で?」
「タイトルが”女王様のご褒……”」
「ぐふっ」
おっさんは死んだ。
「言え運び屋! いったい何を運んでいた!」
「知らないね、おっさん」
「そうか」
おっさんは懐から拳銃を取り出し、俺に銃口を向けた。
「なら、貴様に用はないな」
「くっ」
バァン!
と、勢いよくドアが開いて一人の男が部屋に入ってきた。
「邪魔するよ」
あいつは……!
「なんだ貴様は。こいつの仲間か」
「まあそんなところだ」
「何しに来やがったてめえ!」
「おっと、勘違いするなよ。お前を助けに来たわけじゃない」
男は俺の目の前まで来ると、スッとおっさんに手を伸ばした。
「お届け物です」
「おう、すまねえな」
「あじゃした!」
「待て!」
俺は帰ろうとする男を呼び止めた。
「このおっさん何頼んだんだ」
「ん? ああ確か」
「やめろ! 言うな運び屋!」
「おっさんうるさい。で?」
「タイトルが”女王様のご褒……”」
「ぐふっ」
おっさんは死んだ。
その他
公開:19/11/28 22:12
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