もう

こないだキミに似た人を見かけた
きまづくもホッとしたような感覚で
そこにキミはいないのに

またある日キミの香りを感じた
フラッシュバックは走馬灯の様
それほどキミを想うのに

想いとは裏腹に
キミはもういない

なくなってしまったものは
もう　手に入らないものだ
泣くなって言い聞かせたって
もう　手遅れと気づいていた
ただ　気づくのが遅すぎただけさ
まだ　君の面影　探すのかな

だらしないボクに向かって君は
もう　と一言つぶやいて
投げやり　仕方なさそうに

君に甘えすぎた僕に君は
ねぇ　と一言つぶやいて
唐突　迷いは微塵もなく

想いはどこに
キミに会えない

なくなってしまったものを
まだ　探し続けているんだ
なくたって問題はないさ
もう　強がりはうんざりだ
嫌だ　心が強く締め付けられるのは
まだ　ボクの涙腺は枯れやしないや