猫と煙
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ある日、何をやってもダメな僕のもとに未来から猫型ロボットがやって来た。
そう言うと皆、水色の猫型ロボットの事を思い浮かべるだろう。でも残念。現実はそんなに甘くない。
そいつはあの日、雷と共に現れた。驚いたよ。雲一つない晴天なのに、僕の目の前に突然雷が落ちて来たんだ。
濛々と煙を上げる地面から、そいつは立ち上がった。
筋骨隆々の全裸の男。何故か頭に猫耳がついている。
「私は未来からやって来た猫型ロボット。私の使命は君を守る事だ」
いや、そう告げられても貴方は何えもん?いや、何もん?
僕は逃げ出した。逃げる僕をそいつは無表情で追いかけてくる。お巡りさん!この全裸男を早く逮捕して!
僕はそいつから逃げる為に無我夢中で走った。
何とか逃げ切り、家に帰ると居間でママとそいつがお茶していた。何で?どういうこと?
「何でって…シュワちゃんは家族でしょ?」
僕の部屋の押し入れには今もそいつが暮らしている。
そう言うと皆、水色の猫型ロボットの事を思い浮かべるだろう。でも残念。現実はそんなに甘くない。
そいつはあの日、雷と共に現れた。驚いたよ。雲一つない晴天なのに、僕の目の前に突然雷が落ちて来たんだ。
濛々と煙を上げる地面から、そいつは立ち上がった。
筋骨隆々の全裸の男。何故か頭に猫耳がついている。
「私は未来からやって来た猫型ロボット。私の使命は君を守る事だ」
いや、そう告げられても貴方は何えもん?いや、何もん?
僕は逃げ出した。逃げる僕をそいつは無表情で追いかけてくる。お巡りさん!この全裸男を早く逮捕して!
僕はそいつから逃げる為に無我夢中で走った。
何とか逃げ切り、家に帰ると居間でママとそいつがお茶していた。何で?どういうこと?
「何でって…シュワちゃんは家族でしょ?」
僕の部屋の押し入れには今もそいつが暮らしている。
SF
公開:19/11/24 19:04
元・パンスト和尚。2019年7月9日。試しに名前変更。
元・魔法動物フィジカルパンダ。2020年3月21日。話の流れで名前変更。
元・どんぐり三等兵。2021年2月22日。猫の日にちなんで名前変更。
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