太陽が光る理由 後編
0
2
「君は将来たくさんの人を輝かせるような、そんな存在になれるだろうか?」
小さな石ころに話しかけるその人は、『意思』を手に入れた。
ただ流れに乗るだけの生き方はもうやめだ。これからは自分が望むほうへ、どこまでだって歩いていこう。自分はそんな存在なんだ。
「なれるかどうかは分からないけど、でも僕はいつだって君に支えてもらってた。たとえ光っていなくても、君は僕を照らしてくれてる存在だったんだ。」
「これでお別れだけど、代わりに君が寂しくないよう他の石をたくさん持ってきたんだ。周りに置いていくよ。」
「君にはその中央で他の石を照らし続けてほしい...なんて、僕のわがままかな?」
数億年後、その石ころは『太陽』と呼ばれた。
小さな石ころに話しかけるその人は、『意思』を手に入れた。
ただ流れに乗るだけの生き方はもうやめだ。これからは自分が望むほうへ、どこまでだって歩いていこう。自分はそんな存在なんだ。
「なれるかどうかは分からないけど、でも僕はいつだって君に支えてもらってた。たとえ光っていなくても、君は僕を照らしてくれてる存在だったんだ。」
「これでお別れだけど、代わりに君が寂しくないよう他の石をたくさん持ってきたんだ。周りに置いていくよ。」
「君にはその中央で他の石を照らし続けてほしい...なんて、僕のわがままかな?」
数億年後、その石ころは『太陽』と呼ばれた。
その他
公開:19/11/21 01:24
僕の名前はN氏。
コメントはありません
ログインするとコメントを投稿できます