年末ジャンボ宝くじ

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その日、宝くじを見ると当選していた。
賞金は何と10億円
急いで銀行に行くとこう言われた。
一括にしますか、それとも分割にしますか
私は一括でお願いしますと言った。
すると銀行員は冷凍倉庫から大量の鯖を取り出し、私に渡した。
これは?
見ての通り、10億円分の鯖です。
私は10億円分の鯖をトラックに積み込み家に帰った。
私がどうしようかと悩んだ末、出した答えは燻製にする事だった。
こんなに食べきれるわけないし、放って置いたらすぐに腐ってしまうからだ。ならば、燻製にした方が保存がきく。
そこで私は庭に窯を作り、燻製に掛かった。
私は一生懸命にさばいた鯖を窯に入れ続けた。
出来た燻製は蔵の中に保存。これだけあれば食うには困らないだろう。
だが一週間後、蔵を開けて見ると燻製は煙の様にドロンと消えていた。
正体はすぐにわかった。なぜなら、私はマタタビの木を燻製チップに使ったからだ。その犯人とは・・
公開:19/11/21 14:12
更新:19/11/21 14:14

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