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グッチは陸上部で一番のマッチョ。いつも鏡の前でポーズを取ってる変な奴だ。そのグッチの家に泊まりに行き、ゲームで遊んで、そろそろ寝ようという時、グッチが突然、服を脱ぎだした。
「ちょ、待て待て!」
パンツに手をかけていたグッチが動きを止めた。
「あ、タカシも脱いでいいぞ」
「脱がねーよ!」
「あ、ひょっとして服着て寝る派?」
「お前はいつも全裸なのかよ!」
「タカシ、人間は産まれた時はみんな裸なんだぜ」
「うるせ、こっちくんな!」

そんな事があってからの修学旅行。8人部屋で一緒に寝るグッチがみんなの前で全裸になるんじゃないかと俺は戦々恐々だった。
女風呂覗きに失敗して、さあ寝るかという時、またしてもグッチが服を脱ぎだした。
「やめろー!」
俺の制止も聞かずに、グッチは服を脱ぎ捨てた。
「みんな止めてくれー!」
たまらず後ろを振り返ると、同室の奴らが一斉に服を脱いでいた。
「お前らもかー!」
青春
公開:19/11/19 10:12
更新:19/11/19 14:50
スクー

のりてるぴか( ちばけん )

月の音色リスナーです。
ようやく300作に到達しました。ここまで続けられたのは、田丸先生と、大原さやかさんと、ここで出会えた皆さんのおかげです。月の文学館は通算24回採用。これからも楽しいお話を作っていきます。皆さんよろしくお願いします。

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