ポケットの救命士
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ハンカチとティッシュにはいつも助けられている。
手を洗った時や泣いた時など、様々なシーンにおいて彼らは必要不可欠だった。ポケットの中でじっと出番を待つ彼らは、さながら救命士のようだ。
小さい頃から、ハンカチとティッシュは常にポケットに入れとき、と母から言われていた。あの頃はそんな事どうでも良く思っていたが、歳を重ねていくうちにその大切さに気づいていった。
ある日、いつも通り仕事へ向かうと、会社に着く直前にあることに気づいた。
ティッシュがない。ここ数日、ティッシュに頼り切りだったせいで、彼の体力はもう無くなっていた。
コンビニに向かうも、こんな時に限って売り切れ。始業まであと十分しかない。僕は諦めて会社に向かおうとした。
すると、遠くで二人の女性が立っているのが見えた。何かを配っている。
「ただいまセール中です!宜しくお願いしまーす!」
彼女達目掛けて、僕は全力で走った。
手を洗った時や泣いた時など、様々なシーンにおいて彼らは必要不可欠だった。ポケットの中でじっと出番を待つ彼らは、さながら救命士のようだ。
小さい頃から、ハンカチとティッシュは常にポケットに入れとき、と母から言われていた。あの頃はそんな事どうでも良く思っていたが、歳を重ねていくうちにその大切さに気づいていった。
ある日、いつも通り仕事へ向かうと、会社に着く直前にあることに気づいた。
ティッシュがない。ここ数日、ティッシュに頼り切りだったせいで、彼の体力はもう無くなっていた。
コンビニに向かうも、こんな時に限って売り切れ。始業まであと十分しかない。僕は諦めて会社に向かおうとした。
すると、遠くで二人の女性が立っているのが見えた。何かを配っている。
「ただいまセール中です!宜しくお願いしまーす!」
彼女達目掛けて、僕は全力で走った。
その他
公開:19/11/17 21:00
スポンジになりたい社会人です。
なんでも吸収し、自分のものにしていきます。
衝撃を与えられても、壊れず、強く生きていき
ます。
皆様、どうぞ宜しくお願い致します。
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