魚離れを回避するには

若者の魚離れが叫ばれている。
母親達はどうしようかと悩んだ。
ある親は子供達が嫌いだと言うのであれば、形を変えてしまおうと考えた。細かく刻み、料理の中に混ぜてしまうのだ。
だが、繊細な舌と持つ子供達には見抜かれてしまった。
そこである母親は魚をシロップ漬けして甘くしてはどうかと考えた。
そのことにより子供達は魚を多少、食べるようになった。
だが、魚協会からそんな食べ方は邪道だ、魚本来の味を楽しむべきだとクレームが来た。世の中そんなに甘くない様だ。
それならばと今度は魚の成分だけを抽出し、カプセルにした。
これならば、どこからも文句は言われないだろう。
その方法は確かに上手く入った。
上手くいきすぎて他の食品も全てカプセルになった。
朝、昼、晩すべてカプセルである。
若者は食べるのが嫌になった。
なので若者は未来に希望を託し、タイムカプセルに入った。
それから１００年後、若者が観たものとは