3
6
アタシ、高校時代はガングロのギャルだった。
渋谷駅に着いたら制服のスカートを捲し上げ、バレエ用品の茶色ファンデを耳まで塗りたくった。白い水性マジックを使ってド派手なアイメイクを施したら、黒髪を逆立てる。
センター街にいる時、アタシは<ユカぴょん>になる。
「黒髪がポリシーだし」と言い張ったが、実は親に内緒でギャル活をしてたから、染められなかったの。
毎日のようにギャルサー仲間とつるんだ。中にはクスリに手を出して、突然飛んじゃう子もいた。
そんなアタシも結婚して15年。
昨日、娘が「ギャルになる」と金髪で帰って来た。夫と祖父母と“私”は猛反対。
もし大切に保管してあるユカぴょんのプリクラが家族に見つかったら、友達と交換した物にするつもり。口が裂けても「これがママよ」とは言えない。
15歳の娘を持つ由香子の人生に耐えられなくなると、強気でイケイケのまま成長したユカぴょんの人生を妄想する。
渋谷駅に着いたら制服のスカートを捲し上げ、バレエ用品の茶色ファンデを耳まで塗りたくった。白い水性マジックを使ってド派手なアイメイクを施したら、黒髪を逆立てる。
センター街にいる時、アタシは<ユカぴょん>になる。
「黒髪がポリシーだし」と言い張ったが、実は親に内緒でギャル活をしてたから、染められなかったの。
毎日のようにギャルサー仲間とつるんだ。中にはクスリに手を出して、突然飛んじゃう子もいた。
そんなアタシも結婚して15年。
昨日、娘が「ギャルになる」と金髪で帰って来た。夫と祖父母と“私”は猛反対。
もし大切に保管してあるユカぴょんのプリクラが家族に見つかったら、友達と交換した物にするつもり。口が裂けても「これがママよ」とは言えない。
15歳の娘を持つ由香子の人生に耐えられなくなると、強気でイケイケのまま成長したユカぴょんの人生を妄想する。
青春
公開:19/11/17 00:34
更新:19/11/17 12:11
更新:19/11/17 12:11
ログインするとコメントを投稿できます