ブルーライトと車窓
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主要駅から出発する電車は、もちろん座席に誰も座っていないので自動ドアが開いてすぐに早々と駆け込み座席を確保することができる。時刻は夜21時。世間ではこの時間も帰宅ラッシュであり、様々な恰好をした大人や少年少女が電車を利用するべく込み合う。
座りたい席は車窓の真横。立ち並ぶビルを横切り走る電車の車窓からは、まだまだ仕事をしているであろうオフィスのビルの光で夜景を作り出している。
日本は人が疲弊している。日々の時間のほとんどを仕事や学業で費やしている。
そんな人々が唯一の空き時間である帰宅時の今、手に取るのは必ずスマホ。電車内でブルーライトを顔面に浴びて眉間にしわを寄せ食い入るように見る人が大勢だ。ひいふうみい。数えきれないほど。
外も、中も、光が差し込むその光線は、人を苦しめ殺そうとしている。
いつか、この苦しみから解放される日がくるのかと僕も車窓から景色を眺める度思うのだ。
座りたい席は車窓の真横。立ち並ぶビルを横切り走る電車の車窓からは、まだまだ仕事をしているであろうオフィスのビルの光で夜景を作り出している。
日本は人が疲弊している。日々の時間のほとんどを仕事や学業で費やしている。
そんな人々が唯一の空き時間である帰宅時の今、手に取るのは必ずスマホ。電車内でブルーライトを顔面に浴びて眉間にしわを寄せ食い入るように見る人が大勢だ。ひいふうみい。数えきれないほど。
外も、中も、光が差し込むその光線は、人を苦しめ殺そうとしている。
いつか、この苦しみから解放される日がくるのかと僕も車窓から景色を眺める度思うのだ。
青春
公開:19/11/14 23:35
車窓
ブルーライト
はじめまして!
お立ち寄り頂きありがとうございます。
誉野史と申します。
現実世界ではよく知らない人に声をかけられやすいタイプで通っています。
なので、気軽に声をかけてください。
ジャンルは様々。
思いつくままに。
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