どうしよう。

「これじゃあ、家にも帰れないぞ…。」
俺は悩んでいた。というか後悔していた。

仕事帰りに同僚と飲み、良い気分で辿り着いたいつもの駅。
酔い覚ましに水でも買おうと、キヨスクに寄った。
そうしたらアイツ、とんでもないものを見つけやがったんだ。

酒なんか飲まなきゃ良かった。
こうなっちまうことくらい、十分想像できただろうに。
レジの奥から出てきたときは、どっから出てきた！？って爆笑したもんな。。。

今はもう、俺の自宅の最寄り駅。
アイツはそろそろ、家に着いてる時間だろうか。
一人暮らしのアイツはともかく、俺は実家暮らしだし…。

「どうすりゃ良いと思います…？」

深くため息吐きながら、隣に向かって尋ねてみても、
キヨスクで買われたお姉さんは、ニッコリ微笑むだけなのだった………。