妄想な男
4
6
彼女はいつもの胸元が開いた服で、ニッコリ微笑みながら僕を迎えてくれた。
「じっと前を見て」
彼女が右手をこちらに差し出しそっと僕のまぶたに触れる。指先から好い香りがする。なんて眩しいんだろう。
「ほら、ちゃんとまっすぐ見てね」
こうして彼女に触れられている間、僕は幸せだ。至福のひと時。
「それじゃ、次は二週間後、10時の予約でいいかしら?」
次の眼科予定が決まった。
「じっと前を見て」
彼女が右手をこちらに差し出しそっと僕のまぶたに触れる。指先から好い香りがする。なんて眩しいんだろう。
「ほら、ちゃんとまっすぐ見てね」
こうして彼女に触れられている間、僕は幸せだ。至福のひと時。
「それじゃ、次は二週間後、10時の予約でいいかしら?」
次の眼科予定が決まった。
ファンタジー
公開:19/11/14 13:28
更新:19/11/14 17:34
更新:19/11/14 17:34
167
武蔵の国の辺境に棲息する“ひとでなし”のオオカミです。
ツイッター
https://mobile.twitter.com/ookami1910
タイッツー
https://taittsuu.com/users/ookami1910/profiles
ログインするとコメントを投稿できます