カン違いは、止まらない。

6
7

思えば勘違いの多い子供だった。

3歳。母から「遊びにくる予定だった従弟がお腹をこわした」と聞いた。陶器の皿を落としたように、粉々に割れた従弟のお腹を想像して大泣きした。

6歳。家族旅行で東京に行くことになった。
「なにで行くの?新幹線?」
「今回は車だよ。東名高速道路に乗るんだ」
トーメイコーソクドーロ…。
私のアタマは混乱した。
透明な高速道路?いったいどうやって乗るんだろう。

10歳。『ベルサイユのばら』を読んでブルボン王朝なるものを知った。
子供でも知っている某お菓子メーカーは、実はものすごく高級で200年以上の歴史があるのだ、とひどく感心した。

「もう秋田さん、また著者名違ってますよ。『芝子』じゃなくて『柴子』でしょう⁈」
…どうも最近漢字の間違いが多い。トシの…いやスマホやPC依存のせいだ。それにしても、ついに自分の名前の字まで間違えるとは。
まったく漢違いも甚だしい。
その他
公開:19/11/14 17:00
更新:19/11/14 15:27

秋田柴子

2019年11月、SSGの庭師となりました
現在は主にnote・TALES・公募でSS~長編を書いています
留守ばかりですみません

【活動歴】
・第2回 日本おいしい小説大賞 最終候補(小学館)
・第31回やまなし文学賞 佳作『雨を知るもの』
・創作大賞2025 入選 『栗と牡丹』
・SSアンソロジー『ベリショーズ』寄稿
・ホラーアンソロジー『ウタ・カタ』寄稿

【刊行】
・第31回やまなし文学賞受賞作品集(山梨日日新聞社)
・栗は月色、こがね色 和菓子処長月堂(朝日文庫)
 

【note】
 https://note.com/akishiba_note

【Twitter】
 https://twitter.com/CNecozo

コメント投稿フォーム

違反報告連絡フォーム


お名前

違反の内容