引きこもり支援

「私達は女性達の要望を受け入れ、家事・介護作業にも給与を支払う事を閣議決定した。次は家に引きこもっている若者に焦点を向けようと思う」
「具体的には？」
「うむ、「引きこもり」は別名「自宅警備員」と呼ばれているそうじゃないか。彼らがいるからこそ家の者は家を安心して留守に出来る。それならば、その警備員に給与を支払うのは当然ではないかね」
「宜しいのですか。彼らは実際のところ自宅ではなく自分の部屋しか守っていませんよ」
「なんだ。そんなことかね。それならば彼らに新たな仕事を与えればいい」
「具体的には？」
「別に彼らは一年中ずっと寝ているわけではないのだろう。その多くはゲームやパソコンをやっていると聞く。それならばIT関連の仕事を与えてやれば良い」
「具体的には？」
「ハッカーを育成するのさ。今の時代、求められているのはハッカーに対抗するためのハッカーだ。そうなればペンタゴンの情報も、ぐははは」