110番
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「事件ですか、事故ですか」
「俺、やってしまいました」
「ああ、彼女と」
「そうそう、酔った勢いで彼女とベッドでって違います」
「あれっ、事後じゃないんですか。それじゃ、どうしました」
「俺、俺、本棚にあった鈍器で彼女を」
「なるほど、その鈍器は辞典ですね。ドンキーで買ったのですか」
「違います。この辞典は近くの本屋で売っていたのをってなんでやねん」
「ナイスツッコミ」
「褒めないで下さい。俺、そんな褒められる様な人間じゃないんです」
「バーカ、バーカ、お前の母ちゃんでベソ」
「馬鹿って言わないで下さい。馬鹿って言う方が馬鹿なんですよ」
「それでどうしました」
「俺、彼女の後頭部を持っていた辞典で殴りました」
「その時点で」
「はい」
「詰めが甘い。どうせなら殴るよりも轢いた方が効果的ですよ。今度からはそうして下さい」
「俺の罪は?」
「美しすぎる事かな、なんて言うと思いましたか、うふふ」
「俺、やってしまいました」
「ああ、彼女と」
「そうそう、酔った勢いで彼女とベッドでって違います」
「あれっ、事後じゃないんですか。それじゃ、どうしました」
「俺、俺、本棚にあった鈍器で彼女を」
「なるほど、その鈍器は辞典ですね。ドンキーで買ったのですか」
「違います。この辞典は近くの本屋で売っていたのをってなんでやねん」
「ナイスツッコミ」
「褒めないで下さい。俺、そんな褒められる様な人間じゃないんです」
「バーカ、バーカ、お前の母ちゃんでベソ」
「馬鹿って言わないで下さい。馬鹿って言う方が馬鹿なんですよ」
「それでどうしました」
「俺、彼女の後頭部を持っていた辞典で殴りました」
「その時点で」
「はい」
「詰めが甘い。どうせなら殴るよりも轢いた方が効果的ですよ。今度からはそうして下さい」
「俺の罪は?」
「美しすぎる事かな、なんて言うと思いましたか、うふふ」
公開:19/11/13 10:11
更新:19/11/13 10:25
更新:19/11/13 10:25
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