爪切りを失くした木下君
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仕事の休憩時間。
木下君は部長の指先を見た。
「部長、もしよろしければ僕の爪切りお貸ししましょうか?」
「ん? おぅいつも悪いね。さすが、木下だな。ハハ」
「いえ…」木下君はぺこりと頭を下げて、すかさずリュックを開いて探しだした。
ところが、爪切りが見つからない…。
やがてこの騒ぎは社内全体に広がっていった。
「え、木下が爪切りを持っていないだって?」
「ええ! そんなことがあるの?」
「あの木下君が!?」
これはマズい、と思った木下君はたまらず近くのホームセンターに駆け込んだ。
なんで僕は爪切りを失くしてしまったんだろう。
「こちら一点、550円になります」
「財布、財布っと……」
木下君の指先が、ポケットの中で金属製のものに触れた。
取り出してみると、それは自分の爪切りだった。
「うわぁ…」額に手を当て呻く…。
が、ついなんとなくそのままもう1個爪切りを買ってしまう木下君であった。
木下君は部長の指先を見た。
「部長、もしよろしければ僕の爪切りお貸ししましょうか?」
「ん? おぅいつも悪いね。さすが、木下だな。ハハ」
「いえ…」木下君はぺこりと頭を下げて、すかさずリュックを開いて探しだした。
ところが、爪切りが見つからない…。
やがてこの騒ぎは社内全体に広がっていった。
「え、木下が爪切りを持っていないだって?」
「ええ! そんなことがあるの?」
「あの木下君が!?」
これはマズい、と思った木下君はたまらず近くのホームセンターに駆け込んだ。
なんで僕は爪切りを失くしてしまったんだろう。
「こちら一点、550円になります」
「財布、財布っと……」
木下君の指先が、ポケットの中で金属製のものに触れた。
取り出してみると、それは自分の爪切りだった。
「うわぁ…」額に手を当て呻く…。
が、ついなんとなくそのままもう1個爪切りを買ってしまう木下君であった。
青春
公開:20/01/25 08:20
木下君
爪切り
最近は小説以外にもお絵描きやゲームシナリオの執筆など創作の幅を広げており、相対的にSS投稿が遅くなっております。…スミマセン。
あれやこれやとやりたいことが多すぎて大変です…。
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